2021年7月31日

法科大学院修了生の就職活動③ 面接

 求人に応募して、書類選考通過のお知らせが来ました。いよいよ面接です。緊張しますね。


①準備は抜かりなくしましょう。想定問答を考えておきましょう。


提出している履歴書、職務経歴書を見返して、何を質問されるかを考えておきましょう。

履歴書を見返すポイントは、経歴のそれぞれのタイミングでなぜそれを選択したのかを整理しておくことです。面接官はあなたを理解するために、「どうしてこのときにこの選択をしたのですか?」と質問します。面白おかしく話を盛る必要はないです。率直に話してくれれば十分伝わります。


最も重要なのは、面接を受ける会社の下調べを十分にやっておくことです。会社のホームページがあるでしょうから、舐めるように見ておきましょう。そして、当日の逆質問を考えておいてください。


法科大学院での生活について振り返っておくことも有益です。得意科目、苦手科目など。

一般的な想定問答も考えておいたほうが良いです。応募動機など。


②面接当日は自然体で会話するように心がけましょう。


想定問答を暗記して答えを吐き出すような受け答えは良くないです。面接は試験のように回答のマルバツを付けるのが目的ではないので、安心してください。喋りすぎず、端的に、わかり易い表現で話します。


一問一答の面接もありますが、むしろ、あなたの回答をきっかけにして次の質問が来ることが多いです。うまくキャッチボールしてください。質問を受けながら聞きたいことが浮かんできたら、「あの、私からも聞いて良いですか?」と質問してみましょう。そのほうが面接官もやりやすいです。


当日は準備していなかったことを必ず聞かれます。テンパるかもしれませんが、焦らないで大丈夫です。


面接の最後に、「なにか質問がありますか?」と聞かれます。準備しておいた逆質問を聞いてみましょう。「私は御社に興味があります」とアピールするタイミングです。一問一答で終わらせず、面接官の話をよく聞いて、何度かキャッチボールするように心がけてください。

時間が許す限り逆質問しましょう。


③面接終了後は、質疑応答を振り返っておきましょう。

一次面接でのやりとりをもとに二次面接の質疑が行われることもよくあります。質疑応答の振り返りはそのまま二次面接の準備になります。


こんな感じでしょうか。


会社側は「この人は当社にあっている人かな?当社のメンバーと仲良く活躍してくれる人かな?」をチェックするためにあなたを面接しているだけです。あなたにとっても、「この会社に入ってよいのかな?」を確認する良い場となります。お見合いみたいなものですね。双方にとってお互いのことを知り合う場なわけです。


変に緊張せず、頑張ってください。

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